BLOG

Hair Salin Virtue

カラー

ヘアカラー後に色落ちしない方法を解説

2022/02/18

ヘアカラーで自分の希望通りの髪色が手に入った時、誰もが少しでも長くその髪色を維持したいと思うものです。
しかし、誤った方法でヘアケアをしていると、思っているよりも早く色落ちしてしまうことがあります。
今回は髪の毛のプロである美容師が、ヘアカラー後の髪色の色落ちを防ぐ方法をまとめました。気に入ったヘアカラーを長持ちさせたいと考えているのなら、ぜひ参考にしてください。

ヘアカラーはどうして色落ちするの?




まずは、ヘアカラーが色落ちするメカニズムについて、分かりやすく説明しましょう。
ヘアカラーでは特殊な薬剤を使用し、髪の毛に本来あるメラニン色素を破壊して、その隙間にヘアカラー剤の色素を定着させています。
しかし、ヘアカラー剤の色素は髪の毛に完全に定着せず、時間の経過とともに色素が外に流れ出ていってしまうのです。また、アイロンなどの熱で色素が破壊されることもあります。
通常であればヘアカラーの色落ちまでの期間は1〜2ヶ月間ですが、ヘアケアの方法が間違っていると、より早くヘアカラーが色落ちしてしまいます。
ヘアカラーの色落ちを完全に防ぐことはできませんが、可能な限り長期間髪の毛に色素を定着させておくためには、正しいヘアケア方法を知っておく必要があるでしょう。

ヘアカラーの色落ちを防ぐために5つのできること


ヘアカラーの色落ちは正しいヘアケアやカラー選びによって最小限に抑えることができます。せっかくヘアカラーで理想の髪色を手に入れたのであれば、これから紹介するポイントを押さえておきましょう。

カラーした日と翌日はシャンプーをしない




ヘアカラー後は色素が髪の毛に入るまでに24時間必要です。そのため可能な限りヘアカラーをした日と翌日はシャンプーを控えると良いでしょう。
どうしても髪の毛を洗いたい場合には、シャワーの温度を低めに設定し、優しく洗うように心がけてください。
特にヘアカラー当日はタオルにヘアカラーがついてしまう恐れがあるため、濃いめの色のタオルを使うことをお勧めします。

すぐに乾かして「保湿」する




髪の毛のキューティクルは髪の毛が濡れていると開いた状態になり、そこからヘアカラーの色素が外に流れ出てしまいます。
つまり洗髪後に髪の毛を乾かすまでの時間が長いほど、ヘアカラーが色落ちしやすいということです。
また、乾いていない髪の毛は傷みやすく、非常にナイーブな状態です。
髪の毛を洗った後はなるべく早くドライヤーを使って髪を乾かし、洗い流さないトリートメントやヘアオイルなどを使ってしっかり保湿しましょう。

「カラーシャンプー」を使う




ブリーチ後にヘアカラーをすると発色が良く、地毛の色に関係なく理想通りの髪色が手に入りますが、ブリーチ後のヘアカラーは色落ちしやすいため、カラーシャンプーを使うと良いでしょう。
カラーシャンプーには染料が配合されており、ブリーチ後の髪色をコントロールしながらヘアケアをすることができるのです。いつものシャンプーをカラーシャンプーに変えるだけで、髪の毛の色持ちが変わるでしょう。
カラーシャンプーはブランドによって何種類かの色味が用意されているので、自分の好みのものを選んでください。選択するカラーによって変わる髪色の変化も楽しめます。

アイロン・コテの温度は「熱めで素早く」




ヘアカラーの色素はシャンプーなどの洗髪で洗い流されるだけでなく、アイロンやコテなどの熱によって破壊されてしまう恐れもあります。
とは言え、普段からアイロン・コテを使用している方にとっては、色落ちを防ぐためにアイロン・コテの使用を控えることは難しいでしょう。
ヘアカラーを長持ちさせたいのであれば、温度設定を高めにして3秒以上髪の毛を挟まない工夫をすると良いです。

「暗め」に染める




多くの努力をしてもヘアカラーは永久的なものではないため、どうしても少しずつ色落ちしてしまいます。色落ちが気になって仕方がないのであれば、色落ちが目立たない暗めのカラーを選ぶと良いでしょう。
普段明るめ髪色を楽しんでいる方なら、ヘアカラーを暗くするだけで大きくイメージが変わり、髪の長さを変えなくてもイメチェンができます。
希望するカラーがある場合には、少しトーンを落とすだけでも色落ちを防ぐ効果が得られます。

色落ちしてもきれいなカラー


ヘアカラーの中には色落ちの過程も楽しめるようなカラーも存在します。このようなカラーを選択すれば、時間の経過で変わる髪色を好きにアレンジしながら、次の美容室までの期間を過ごせるでしょう。

ネイビー




ネイビーは深みのある青色で、色が落ちていくほど透明感が増していきます。
ブリーチ後にネイビーを入れれば、ヘアカラーから時間が経過しても黄味が目立たず白・シルバーのような髪色になるでしょう。
青系のヘアカラーは一見個性的なイメージを受ける方もいると思いますが、濃い色は自然な仕上がりになり、クールな印象に仕上がります。
ネイビーは、染めたての頃と時間が経過してからの髪色両方が楽しめるヘアカラーです。

アッシュグレージュ




日本人の髪色では色落ちした髪が茶色くなりがちですが、アッシュグレージュを入れておくと、時間が経過してもくすみが残っておしゃれなイメージになります。
大人な雰囲気があり、どのようなファッションにも似合うため、派手な髪色ができない職業の方にもお勧めでしょう。
色落ちしにくいヘアカラーで、ナチュラルな仕上がりを求めている方にぴったりのカラーです。色落ち後も透明感が長続きし、美しい髪色がキープされます。

ラベンダーベージュ




ピンクのようなラベンダーベージュは柔らかく可愛らしい髪色に仕上がります。レングスを選ばずショートヘア・ロングヘアなどどのような長さにも似合い、ヘアアレンジもしやすいです。
パープル系のカラーは他の色に比べて落ちにくく、しっかりとしたヘアケアを行うことで長期間美しい髪色が楽しめるでしょう。
透明感・ツヤが出やすいフェミニンなイメージになるため、優しい印象を求めている方にお勧めです。

記事一覧に戻る

Other style

スタッフブログ,カラー

暗くならないグレージュハイライト

2024/11/18

View more

スタッフブログ,カラー

recruit

2024/11/16

View more